活かす知恵。
市場導入の4要素作業を一体・整合化させ、マンパワーとコストの効率化を実現するPIM-Kit.
PIIM(Produt Information Management)キットは、2000年代に入ってから情報伝達の合理性を追求し始めたIT企業や電器メーカー、光学機器メーカー等が続々と採用していった方法論です。商品の市場導入資料を整合・効率化することで部門ごとに分断されやすい社内認識を整理したり、マンパワーとコストが必要とされる広報宣伝情報を効果的に整合化・統合化させます。元々はプレゼンとWeb情報の完成度が勝負となるIT企業のニーズから生まれた効率化の方法論ですが、いまや世界中で採用されている市場導入法です。
まず、市場導入しようとする商品/サービスの情報が一番集積されているのが開発に関する仕様説明書や取扱説明書の原本となる開発資料です。そして導入イメージをコントロールするのが宣伝企画書であり、感覚に訴えてくるTVCFやネットの動画コンテンツ、雑誌やポスターなどの広告物です。
従来は、開発資料はあくまで開発資料だということで多少の難解さは説明者に委ねましたし、セールスマニュアルは売場の方策集でしかないと宣伝担当者や外部の広告代理店が考えていたため、ほとんど無視をされていました。
しかし、マーケティング分析が進化した結果、大成功した新事業や新製品は、分かりやすい売場説明・魅力的な宣伝・購入してからの製品/サービス満足度という3点が揃って高得点だったことが判明し、売りの現場での効果が大きく再評価され、現在に至っています。
その後、IT企業が魅力的なプレゼンテーションを重ねることで業績を伸ばした実績を踏まえ、発表会場でのキーノートやプレゼントークの技術や記憶に残るセールストークというコミュニケーション強化の要素を入れた市場導入4要素として広く認識されています。
PIMキットは、その4要素をより効果的に連携させ、合理的なワン・ストップの説明ツールとして機能します。難解な開発資料を分かりやすくし、ある時は感動させながら多くの人の共感と理解を得ます。そして、同時に市場導入にかかるマンパワーとコストを劇的に効率化します。
また、PIMキットは、市場とメーカーとのコミュニケーションを良い方向へと導くだけではなく、社内コミュニケーションを改善する効果も見逃せません。
内容としては、特長を説明するための「研開部門/技術情報」と市場での立ち位置や戦略を説明する「経営管理部門/戦略情報」、商品価値や訴求効果を高める「広報宣伝部門/訴求情報」という3大要素を軸に、ワールドワイドな地域ごとの事情を考慮した「営業部門/商品教育ツール」を加えたものが基本的なセットとなり、宣伝担当者の外部オリエンシートや販売会社への商品訴求法やメディア対応法、商品情報としての素材提供などに完全対応できます。
作業ステップ
PIMキットは、開発部資料を軸に外部へのプレゼン資料とセールスマニュアルの作業を統合させることで労力とコストの効率化することが第一の目的ですが、自動的に部門を越えて協議をする「場」ができるため、見落とされがちだった盲点の発見や新しい視点への気づきが早いという大きな効果があります。
基本的なステップとして、まずは必要な部門から決定権を持つリーダーと部員を集めた「市場導入会議」という会議体を推進チームとして編成していただくことから始まります。次にそこで協議される内容に従って、弊社側がステップごとに試案をご提案させていただきながら、何度かの調整を経てキットは完成されます。期間的には製品開発と同時進行的に1年以上かけるケースもありますし、プレゼン資料中心に2ヶ月後に完成など、ご要望条件で変わります。
- PIMキットでの平均的なワークフロー例
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PIM-Kitの完成
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①販売部門への商品教育 ②宣伝物の外部オリエン資料 ③発表会キーノートへの展開 ④各メディアへの配布資料 etc の同時完成
- 納品までの必要日数はご要望内容によって変ります。
ご相談はお気軽に以下まで。 - info@blandox.jp